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2011年3月12日

祈り

祈ります
ただ 祈ります

それしかできません

2011年3月 6日

山のあさ

大気の呼吸がきこえるような
山の あさ

鳥たちが身震いし
獣たちが葉を踏み
虫たちが目を細め
蛇たちが朝露を舐め

木々の色が滲んでいるような
冷たい空気の中

人々はさりげなく
そして注意深く
あさの中に足を踏み出す

今日をまた 生きるために
静かに冬に 耐えるために

2009年10月 5日

夜の虫

夜の虫が一匹 僕の膝にとまる
静かにゆっくりと 首を横に動かし
僕のおなかと部屋の隅を交互に見ている
その複眼は万華鏡のように
僕には見えない世界をうつしだしているだろう
静かな時間が過ぎて
僕は虫を叩き潰した

2009年10月 4日

新しい朝

新しい朝 誰かの吐息
僕の匂い 夜の名残
夢のあと 今日の気配
花の青さ 雀のさえずり
小石の音 雲の傘
力こぶの色 爪の先
始まる一日 終わる一日

2009年10月 3日

穴の底

もうすぐ落ちる
何に落ちる
人生の落とし穴に
もがいてももがいても
光すら見えない深い穴
お腹をさすって膝をさする
土をかいて匂いを嗅ぐ
そうやっていつか
穴の底の生活に馴染んでいく

2009年10月 1日

薄い闇

眠ることもできずに
薄い闇を見つめ続ける

明けることのない夜
生きている意味もわからない
いや
そんなものきっと無いのだ

何も生み出さず
誰の力にもならず
自己満足もなく
どこで道を終えても
ここで道を終えても
同じなのだ と思う

薄い闇が
僕にまつわりついている

2009年7月31日

敵は目の前にいる
撃て!

2009年7月23日

息を詰めこぐペダルにはこの恋の力強さと空回りとと

あなたからもらった白いオルゴールゼンマイが切れねおとがとぎれ

こんな僕そんなあなたがここにいてただ惹かれ合う奇跡の時間

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